がんばるお母さん

がんばるお母さん


Posted on 24th 8月, by 中川奈々子 in 育児・子育て. No Comments

がんばるお母さん

お墓参りに行ってきました。
車で1時間半ほど、田舎へ向かったところにありまして、
ちょっとしたドライブにはぴったりの距離です。

午前中に出て、ランチは高速のサービスエリア、
帰りにみんなで温泉でも入って、なにか焼肉でも食べて帰ろうか…

夏休みをのんびり過ごすにはもってこいのプランです。
私たち家族は10時すぎにだらだらと出発しました。

で、
一時間ほど高速を走ったところでちょっと休憩。
早めのランチをとろうかとサービスエリアに入りました。

ラーメンとカレーと、と食券を買っていると、
(余談ですが…ドライブ中のラーメンって、なんでこんな美味しいんでしょうかね)

「あら!こんにちは!」
とお声がかかりました。

みると、ママ友のNさん。
中学生、小学五年生、三年生の三人のお子さんのお母さんです。
小学3年生の末っ子君は、ちょっぴり知的遅滞があります。

Nさんは、
背中におおきくなった末っ子君をしょって、
2番目の娘にレジでのお会計をさせていました。
車の中で食べるのでしょうか、おにぎりやお茶やお菓子です。

「今から○○まで行くのよ。長女のテニスの試合を見に行くの」
そういって、サービスエリアを出ていきました。

目的地は、そのサービスエリアからさらに2時間の距離です。

彼女はたった一人で、子供を二人連れて、
車内でご飯を食べながら、真夏の炎天下、
片道3時間の運転をして、中学生の娘の試合を見に行くのです。

娘の試合が楽しみなんだと思います。
子供たちを連れて出かけることが彼女の楽しみなんだと思います。

そして、彼女が「行く!」と決断しているのですから、
それで万事オーケーなのです。

ですが、私はその後ろ姿を見送りながら、
なにか危ういものを感じてしまったのでした。

子供の試合を、親が見に行ければ、それはいいこと。
子供を連れてドライブに行くのも、悪いことではない。

けれど、どうしてもこの企画には負担が大きすぎる。
サポートがなさすぎる。

きっとその日はパパはお仕事でいっしょに行けなかったのでしょう。
ママはどうしても娘の応援に行きたかったのでしょう。

でも、往復6時間、背中にしょわなければならない
大きな息子さんをつれて、たった一人で行くには、
あまりに体力的、精神的に無理があるのでは。

このお母さんが、無理をしすぎていつかパンクしてしまうのではないか。

他人があれこれ言うのは余計なお世話。
そう思ったら、自分がサポートしてあげればいい。
それができないので、もどかしい。

私の中には、子供にどんなにいいことでも、
自分への負担が大きいと判断した時は
「しない」という選択をします。

たとえば、たびたびの授業参観。
たとえば、遊園地。遠出。登山。
早朝から深夜に及ぶ町内の日帰り旅行などにもいきません。

そのこと自体の負担が大きすぎて、
子供といることがつらくなりそうなときは
「棄権」してしまいます。

この辺の判断は各自なので、
時々私があまり積極的でないことに関して
コメントを頂くこともあります。

だから、誰にでもすすめることはしません。

私は、良かれと思ってがんばるママが、
疲れてしまわないよう、ただ見ているしかないのです。



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投稿者:中川奈々子 プロフィール:多摩美術大学卒。ガラス作家・銅版画家・イラストレーター。 現在4人の男の子の子育て中です。 古都金沢でガラス工房を営みながら、日々の古都暮らしや子育てについてあれこれ綴っていきたいと思います。 http://shellstudio.web.fc2.com/index.html http://ameblo.jp/shellstudio/ 遊びに来てね!! HP:shellstudio ブログ:金沢古都暮らし



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